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難呉小チームアジト
『裏山』
将たちは、小さな潰れた工場の階段を上り、窓にかかってある丸太橋を渡るとそこには大きな木の上に見事なテントが張ってあった。
そのテントは葉っぱでカモフラージュされており、テントの数は7つ存在していた。
ショウ
「すげぇ。」
茜は声が出せなかった。
むしろ、どうやって張ったのか不思議に思っていたのだ。
ジン
「リーダーの慎治くんは、あの赤い旗のテントにいるよ。」
言われてみれば、一つだけ赤い旗を垂らしたテントがあった。
ロープでできた階段を上り、仁が失礼しますと言って中に入った。
その後に将と茜が続く。
シンジ
「おお。いらっしゃい。俺は難呉小の六年生、山寺 慎治(ヤマデラ シンジ)だ。君ら、このチームに入りたいんだって?」
慎治は肌が黒く焼け、頭に赤いバンダナを巻いて、自分の横に長い木刀を置いていた。
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