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ショウ
「バンダナ?持ってないし、なんであげなきゃいけないの?」
ジロウ
「とぼけるなって言ってるだろ!!!!」
鬼のような形相で将を睨んだ。
ジロウ
「まぁいいや。お前ら2人つぶしてから、ゆっくりぶんどってやる!」
司郎たちはプラスチックのパイプを高々と振り上げ、囲みよる。
将が一歩退くと、司郎が一歩近づいてくる。
将の後ろでは、茜が怖そうに震えていた。
そこへ小石が司郎の背中に当たった。
ジロウ
「痛でっ!!誰だこんにゃろ!!!」
司郎が振り向いた先には、二本の小刀のような形をした木刀を持った男の子が一人で立っていた。
???
「おいおい、オレらの後輩いじめんなよ。そいつらは、本当に何も知らないんだからさ。」
ジロウ
「誰だてめぇ!!!」
ジン
「難呉小五年。平田 仁(ヒラタ ジン)っていうんだけど、知らないかな?」
にこやかな顔をしながら歩み寄ってくる。
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