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巍和小チームアジト
『廃工場』
廃棄されて、サビが目立った工場が彼らのアジトだ。
ジロウ
「すみませんリーダー。」
司郎は冷たい床に土下座をしていた。
ずっと頭を下げ続け、リーダーと呼ばれた男の子からいいよと言われ、頭を上げた。
???
「武器を取られたことはまずいいよ。許す。でも、どうしてバンダナを知らない子を襲ったのかな?」
司郎は一瞬ドキッとし、冷や汗が流れ出る。
ジロウ
「そ…それは、難呉小から出てきて、弱そうな奴だと思ったからです。」
恐る恐る司郎はリーダーの顔を見た。
とても冷ややかで、残忍な眼が司郎を睨みつけた。
ジロウ
「本当に申し訳ありません!!朔真様!!」
サクマ
「……じゃあ、次からは気をつけてね。」
朔真と呼ばれた男の子は、司郎の前まで寄ってくると、耳元で期待していると言った。
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