幸せな涙

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温めてやると、ウサギはみるみる元気になった。 「おいウサギ、おめーはオレにありがとうが言えない。でもおめーに教えて欲しい。オレの中にあるこの気持ちはなんだ。」 ウサギはキョトンとしながら、ヨソーユキーをみていた。 「それでは、助けてくださったお礼に、思い出涙をプレゼントしましょう。今の気持ちが高まって流した涙は、涙が渇くまでの時間、強く会いたいと願った会いたい人に合う事ができます。」 そういうと、ウサギはヨソーユキーのめんたまを触った。 ヨソーユキーはびっくりしてめん玉パチクリもできなかった。 「ただし、涙は3回までしかでません、きっとそれまでに、あなたが会いたい人に聞いてみると、わかるでしょう。」 「母ちゃんに会えるのか!」 ウサギは強い光を出したと思うと、スッと消えてしまった。
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