幸せな涙

4/34
前へ
/34ページ
次へ
ヨソーユキーがたんぼの畦道へ草かり行こうとした時、 たまには、オイネェ仕事は休んで体やすめろ。 ヨソーユキーは言った。人から頼まれて、オイネェ仕事なんてねぇよ。 まだアウェーおらほには人のありがとうが1番のこずかいだ。 「ほーか。でもな、おめーは心が優しい、それだけじゃ幸せにはなれねぇ。もっと沢山なかねーといけねぇ。」 「乳飲み子じゃあるめーし。やめてくれよ。もうオレは大人だよ。」 「ほだな。おめーは大人だ。きっといつかわかるな。」 母は、笑顔で送りだしてくれた。 ヨソーユキーは、草刈を三日三晩 ねんねしないだ タントトタン マンマ食わずに オサオサオッサ 4日めの朝、最後の土手をきれいに刈った
/34ページ

最初のコメントを投稿しよう!

5人が本棚に入れています
本棚に追加