プロローグ

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―運命なのか。 ―偶然なのか。 緑が香る、良く晴れた夏の日。 私は恋を知った。 私たちは 夏日に照らされたリングの下で 出逢ったんだ。 あれは 【運命】だったのか。 それともただの 【偶然】だったのか。 それは、誰にも分からない。 とにかく 私たちは出逢ったんだ。 あなたは、 あのボールの感覚を あの響きわたる声を あの高すぎるリングを 私と刻んだ日々を ―――覚えてますか?
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