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しばらくして、道違うから聖ともバイバイした。やっとって言ったら悪いけど、仁と二人になれたのに。険悪なムードは変わらない。
『どうしたの?』
「何が?」
『黙ってるから』
「どうもしないよ」
『…』
「…」
そのまま俺の家に着いた。
『和也、着いたよ』
「…ぅん」
『入れよ』
何で、いつものキスがないの?
そう思いながらも家に入った。
ガチャッ
振り向いても何も言ってくれなかった。
…バタンッ
3時間経って、今は9時。
プルルル
いきたり横に置いてた携帯が鳴る。手にとって画面を見る。
画面に記された文字は━━━…
赤西仁。
「もしもし」
『和也…』
「どうしたの?」
『今日、ゴメンね?何か荒れてて。和也の相手しなかった。』
「いいよ。んな事」
『さっきもキスなしだし💦』
「…したかったの?」
意地悪な質問━━━。
『聞くなバカ!//』
「ははは。」
『何、笑ってんの?』
「いつもの声だから^^」
『意味分かんねぇ』
『なぁ…?』
「何?」
『今から、会えない?』
「いいよ//」
『じゃぁ…出てきて?』
「えっ!?」
ガタガタ
『和也ッ、どこ行くんだ!?』
バンッ
親父の声にも耳をかさず、家を飛び出した。門のところに仁の姿。
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