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「仁」
『ゴメンな?いきなり』
「大丈夫だよ」
『ぉぃ、和也ッ』
「親父」
『こんばんは』
『こんばんは。赤西くん来てたのか…上がってもらえ?』
『いぇ。あの、和也くんかりていいですか?』
『いいよ』
『すいません。…亀』
「ちょっと行ってくる」
トコトコトコトコ
「仁、どこ行くの?」
『公園』
「公園って…」
『話したいだけだから』
「そっか^^」
何か安心した。あんなに荒れた仁を見た後だからかな。
いつもの声。
いつもの二人の空気。
仁の笑顔。
荒れてたのが嘘みたいに、いつもの当たり前のような楽しい時間。
『そろそろ帰ろっか』
「もっと…一緒にいたいな////」『////』
「ダメ?」
『…じゃぁ、俺んちくる?//』
「ぅん//」
二人で仁の家に行く。仁の家に行く途中コンビニでジュースとおやつを買っていった。
仁の家に着いて、そのまま寝室へ。ここには何度も来たのに、ここに着くまで、すごいドキドキした。
『俺の家に来るの久々だな』
「そうかも//」
『何照れてんの?』
「照れてねぇし//」
『だって和也、耳まで真っ赤だよ^^』
「んな事ねぇって//」
『嘘だぁ』
いつもの悪戯に笑う仁。すごい安心して何か嬉しくて。ずっと、このまま時間が止まればいいのに。
「いい加減しねぇと怒るよ!?」
『顔真っ赤にして言われても』
「もういいょ!仁のバカ//」
『ゴメン、和也』
「って、こそばいッ…ははは。」『まいった?』
「まいんないッ…ははは。やめて!仁」
『わっ』
「『…』」
こそばかす仁の手を振るおうとして倒れたら、仁の上に被さってしまった。
二人で騒いでた部屋が静まり返る。
『和也…』
仁のほのかな香水の匂い。
仁の腕が俺の首に回されて、ゆっくりキスをする。
優しいキス。
いつもの仁。
心地いい体温。
口唇を離して、目を合わす。
抱き合って、仁の首筋に顔を埋めた。
『ん゛ッ』
仁の首筋にキスマークを付ける。
「仁、エッチしよ?」
『…///』
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