エピソード2

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ひんやりする空気のお陰で俺は目が覚めた。 さて…どうしたものか。 ここはどこだ? とりあえず状況を整理しよう。 まず、家でネギま!を見てたら本が光り輝いた。 その光りに俺は飲み込まれて今に至る。 そして…。 光りを浴びて、気が付くと俺は外にいる。 おまけに辺りを見回すと、どうやら知らないところだ。 「どこだよ…、ここ…」 その呟いた言葉と同時に、白い息も出てきた。そして何よりも寒い。 ん?まてよ。 「(へ…?白い息…?)」 おかしい。 今は10月の下旬で、まだそこまでは寒くはないはずだぞ? 俺の住む関東はまだ息を白くさせるほど寒くはない。 だが動かないと段々寒くなってくる。俺は鈍る思考をフル回転させて考えた。 これは……、ひょっとしたら……。 本の世界に来ちゃった?
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