エピソード1

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「ただいま…」 と玄関のドアを開けても誰も居ないのはいつもの事。 俺は親父と二人暮らしだ。母さんはというと、この世にはもういない。 俺には妹がいるそうだが、実際に見たことはまだ一度もなく、母さんは妹を産んだあとに直ぐに死んだ…。 そんなことを考えつつ、 大きなダイニングテーブルに目をやった。 そこには…母さんがいる。 気分が暗くなりそうになったから読もう、あの本を。 本棚に目をやった。 そこにはネギま!がズラッと列べられてある。 そういやぁこの本はじっくり読んだことないや。 ──よし、一巻から読むか。 そう思い付いて、本棚から 『魔法先生ネギま!』の本を取った。 始めの巻頭カラーページを見て改めて思った。 ──こんな世界があったらな…… そう、願ってしまった。 すると突然、手に持っていた本が光だした。
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