エピソード1

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パアッ、と本が光り、その光のせいで眩しくて目が開けられない。 それでも何とか目を細めて光る本を見よう試みようとした。 ──その時、光りは強まり、辺り全体を光が包んだ。 「うわぁっ!?」 俺もそのまま、ただ光りに包まれるしかなかった。 静まり返った部屋に あるのは光を灯した本がひとつだけ──。 そう、俺は、本の中へ入り込んだみたいだ。 「──ようこそ、魔法の世界へ──」 これが、全ての始まりだった。
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