119人が本棚に入れています
本棚に追加
パアッ、と本が光り、その光のせいで眩しくて目が開けられない。
それでも何とか目を細めて光る本を見よう試みようとした。
──その時、光りは強まり、辺り全体を光が包んだ。
「うわぁっ!?」
俺もそのまま、ただ光りに包まれるしかなかった。
静まり返った部屋に
あるのは光を灯した本がひとつだけ──。
そう、俺は、本の中へ入り込んだみたいだ。
「──ようこそ、魔法の世界へ──」
これが、全ての始まりだった。
最初のコメントを投稿しよう!