652人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらく黙ってたヒロが口を開く。
『てか、X解散したな。』
黙り込んで言いたいことはそれかよ。
俺は『ああ、残念だよ。』
続けてヒロは『あのさ、Xみたいなとは言えないんだけどバンドやらね~?』
一瞬意味がわからなかった。
二人で?
俺は『どうゆうこと?よくわかんないんだけど。』
ヒロは『だからまずは二人で組もうぜ。まあ、メン募とかいろいろすればなんとかなるって』
疑問は一つや二つじゃなかった。
俺は『てか、まず俺は何をやるんだよ?ギターもエレキなんて弾いたことね~し。』
それはヒロも知っていた。
ヒロは『あのさ~楽器屋は高いけど中古屋を見に行ったら?もしエレキが欲しいなら多分楽器屋の半値以下で買えると思うよ。』
なぬ!!!!!??
そんな情報は初耳だ。
俺は『そうなんや。じゃあ1回見てみようかな。またバンドの話はそれから考えるわ。』
ヒロは『わかった。俺はとりあえずまずはドラムを探してみるわ。』
そう言ってヒロは帰った。
時刻は8時近くになっていた。
ウズウズした。
ある所に電話した。
『もしもし、あの~今日って何時までやってますか?』
中古屋にかけてしまった。
最初のコメントを投稿しよう!