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「顔ぐらい見せたらどうだよ。優男」
強面の男が巨大なバトルアクスを持ち上げて肩に担ぐ。
どうやらディザスターのフードが気に入らないようだ。
「あんたみたいに醜い面を晒すよりはいいさ」
売り言葉に買い言葉で返すディザスター。
圧倒的不利な状況でも相手を挑発する余裕を見せる。
「あんたがジャミル・ペインか?」
「知ってるなら下手な事は言わねぇ事だ。地獄を見ることになるぜ」
ディザスターの挑発にジャミルは顔を赤くして明らかに怒っている。
沸点の低い頭のようで挑発は効果的だ。
「上手く言えばいいのか?ならその悪趣味な格好についても語ってやろうか?」
ディザスターは更にジャミルを挑発する。
これだけ挑発に乗りやすい奴が大盗賊団の長とは俄かに信じられなかったが、盗賊など所詮この程度なのかも知れない。
ディザスターは少々落胆しながらも剣を構えた。
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