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ジャミルは斧を地面を削りながら振り上げた。
砕けた大地は無数の石礫となって襲いかかって来た。
ディザスターは自分に当たる軌道の石だけを剣で叩き落とし、ジャミルとの距離を縮めようと試みる。
「まだまだいくぜぇぇぇぇぇぇ!!」
ジャミルの怒号と共に連続で斧が振るわれる。
次々に襲いかかる石礫をかわしながらディザスターは徐々に距離を詰める。
しかし、剣が届く距離には程遠い。
やっと近付いて来たと思ったらジャミルは突如斧を振り下ろし地面に叩き付けた。
またしても大地が隆起し津波となってディザスターに迫る。
流石にこれは後ろに避けるしかない。
再び距離を離されてしまった。
「そう易々と近付けさせねぇよ」
ジャミルは勝ち誇ったように笑みを浮かべた。
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