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「すまんな飛段、今日は一人で安売りに行ってくれないか?」
暁は勿論、貧乏である。
暁の金銭を管理する角都はいつもバイトに明け暮れていた。
「わーかったわかった!何回もレジに並んで来るぜぇ!ゲハハハ!」
「頼んだぞ」
玄関から手を振っていってらっしゃいと言う飛段。飛段は角都の後姿を見つめて、疑問を感じた。
「あいつ・・・何のバイトしてんだ?」
任務帰りは人殺してあのくっせぇ便所で換金して夜には居酒屋に行ってると本人から聞いてはいた。
「まさか・・・」
いつも近くにいない相方の角都を疑う飛段。
もしかしたらパチで打ってるかもしれない。いや、女から金取ってたりして!
飛段は角都の後をこっそりとつけることにした。
「相方の事を知っておくのも大切だよな!ゲハ!」
ジャシン様にお祈りして飛段はアジトを後にする。
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