~小さな街のホステス~

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姉さん達のヘルプに付くにつれ、私はお客様からあだ名を付けられた。 『お蘭』 おが付いただけだけれど、私はまだ歳も最年少なうえキャストとしてもまだまだ未熟だった為『蘭』ではなく『お蘭』と呼ばれた。そのあだ名が親しみがこもっているような気がして何故か嬉しくて呼ばれる度にニコニコしていた気がする。 『一人前のいい女になったら蘭と呼んだる』 『お蘭が蘭になるのが楽しみじゃ』 その時私の全てが始まった。 そんな気がした。
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