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自然に泣き止むなんて絶対にない。オムツ交換、ミルク、それに加えてあやしたりしなければご機嫌にならないから。
「Dー?」
珍しいこともあるもんだ。俺はDの寝ているベビーベッドへと近づいていった。
「オムツ変えるぞー」
「あー」
俺の言葉にこたえるように、Dは足をバタバタさせる。真ん丸くりっとした瞳は黒目がちで、とてつもなく可愛い。男の子に可愛いだなんて言っていいのか分かんないけど。
「よしよし、すぐ終わるか……ら……」
オムツを取ったが、全く汚れていなかった。
ぐずってただけかと思い何気なく部屋を見回すと、俺の目に飛び込んできたのは、ごみ箱に入ったオムツ。しかも、使用後の。
Mも俺も、使用後のオムツはそのままごみ箱には捨てない。ビニール袋に入れて、キッチンにある蓋つきのごみ箱に入れるのに。
「泣き止んだみたいね。ありがと」
手を拭きながら寝室に入ってきたMに、そのことを告げる。
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