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「え?私替えてないよ?」
ホカホカのオムツに不思議がるM。
「俺も替えてないんだけど」
「えー?」
いくら考えても分からず、遅い時間ということもあり、この日はとりあえず寝ることにした。
翌朝、ミルクを作る担当の俺は、寝ぼけ眼でキッチンへ向かった。Dのご飯は粉ミルクと、離乳食。食欲が旺盛なDは、よく食べ、よく飲み、よく眠る。あまり泣かないので、Mも助かっているようだ。
「あとはこれを人肌にぃ~」
即興で歌を歌いながらミルクを冷ましていると、ケータイが鳴った。見ると、会社から。トラブルがあったようで、しばらく話が続いた。
「やれやれ……」
ようやく通話を終了すると、時計を見て愕然とした。話始めて20分が経っていたからだ。
(しまった!ミルク!)
慌ててキッチンに行くと、哺乳瓶がない。
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