出会い

7/11
前へ
/55ページ
次へ
里佳には、 一年の時に告白されたが、 断っている。 可愛くなかったとかではない。 どっちかと言ったら、 里佳はすごく可愛いと思う。 だけど里佳を、 恋愛の対象として見る事は 出来なかった。 今となっては、 お互いあの時の事を気にせず、 会話出来る友達だ。 「海斗~、  聞いたか~」 騒がし奴が来た。 「新哉は騒ぎ過ぎよ」 里佳が注意するものの虚しく、 「だってよ。噂によれば  すげー可愛いみたいじゃん。  健全な男子は浮かれるのが  普通だよ」 ニヤニヤしながら答えると、 ガラッ 「さぁ皆席に着け」 担任が来た。 「この騒ぎだ。  知っているとは思うが  このクラスに  新しい仲間か入る。  喜べ、男子。女の子だ。」 教室中の男子が騒ぎたった。 「よし。  藍川、入っていいぞ」
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加