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「ねぇ海斗。
海斗って、小さい時から、
この街に住んでたの?」
と、唐突に由奈が聞いてきた。
『中学時代以外は、
ずっとこの街に住んでるよ。
と言っても、小学生までの
記憶は無いんだけどね』
「記憶が無い?」
由奈は疑問そうな顔をしていた。
『うん。
俺、小6の時に事故にあって
親たちに関する事以外
何も覚えていないんだ』
俺はなんでもないような
顔をしながら言ったけど、
由奈は違った。
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