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そんな話をしていると、
「私の家、ここだから」
由奈は
並木道の通りに並ぶ一軒の家を
指差して言った。
『俺の家からそう遠くないね。』
「そうなんだ。
じゃぁね、海斗。また学校で」
と言って由奈が
玄関に向かおうとした時、
『ねぇ、由奈。
明日、朝一緒行かない?
新哉も一緒だけど』
あれ?今俺なんて。
少し間があったが、
「うん。いいよ」
笑顔で由奈は答えてくれた。
『じゃぁ、八時に迎えに来るから』
「わかった。
じゃぁ、また明日ね」
無意識に誘ってしまっていた。
『うん。また明日』
なんだろ。今まで、
こういう事したことなかったのに。
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