Side 由奈

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「うん。  俺、小6の時に事故にあって  親たちに関する事以外  何も覚えていないんだ』 正直驚いた。 こんなこと私なんかが 聞いてよかったのかな。 なんか申し訳なくなってきた。 「由奈が  そんな顔をすることないよ。  確か、記憶はなくしたけど、  今は気にしてないから』 由奈はそう言ってくれたけど 「ごめんね。私知らなくて」 やっぱり、 聞かない方がよかったのかな。 私は俯いてしまった。
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