Side 由奈

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『私の家、ここだから』 私は、 自分の家を指差して言った。 「俺の家からそう遠くないね。」 『そうなんだ。  じゃぁね、海斗。また学校で』 そう言って、 玄関に向かおうとすると 「ねぇ、海斗。  明日、朝一緒行かない?  新哉も一緒だけど』 《ドクン》 あれ?やっぱり。 『うん。いいよ』 少し間があいてしまったけど、 返事は返せた。 「じゃぁ、八時に迎えに来るから」 『わかった。  じゃぁ、また明日ね』 「うん。また明日」
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