(仮)思い出

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並木通りを歩き少しすると、 由奈の家が見えてきた。 《ズキッ》 あれ?由奈を迎えに来たのは、 初めてだよね。 でも、何だろ。 この道のり、この風景、 そして由奈の家、 全部見たことあるような。 「おい、海斗、どうかしたか」 新哉の言葉で 自分が立ち止まっていることに 気が付いた。 『いや、何でもない』 由奈の家の前につくと、 ちょうど由奈が 出てきたところだった。
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