始まり

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俺は聖春学園の制服に袖を通し、 いつも通り着崩した。 そしてこれもまたいつも通り、 携帯と財布のみ持ち、 新哉の待つリビングに向かった。 『新哉。お待たせ』 新哉は、目を点にして、 「なんで制服?」 と、疑問視して言ってきたので、 俺は躊躇わず、 『なんでって、 これから行くところ学校だろ』 自信満々に言うと、 「俺、学校に行くなんて 知らないよ・・・」 『あれ?言って無かったってけ? そんなことはどうでもいいから、 もう、行くぞ』 今日は、担任に呼び出された訳で 俺達は、聖春学園に向かった。
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