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3日後…
興信所からの連絡で私はまたファミレスへ向かった
拓哉の借金は300万近かった
すべてサラ金からの借金だ。
「これだけの借金じゃ利息だけで毎月かなり払ってるはずです。
元金はいつまでも減らないんじゃないでしょうか」
興信所の人の話しを聞きながら私は不安だった。
まさか私にたかって自分の借金を返すつもりじゃないだろうか
仕事もしていない拓哉に支払いは無理だ。
考えただけで腹が立ち拓哉と早く別れなければと焦る
でもどうすればいいのかわからない。
もし風俗勤めを親にばらされたらと、そればかり考えてしまう。
頭がおかしくなりそうだった
どうしてあんな男と付き合ってしまったのかと後悔ばかりしていた。
拓哉は嘘つきだ。
些細な事でも嘘をつく。
本人はバレてないと思ってるんだろうが、自分の嘘を忘れてまた違う嘘をついたりする。
今思えば虚言癖があったんだろう。
それから数日は、これから拓哉とどうやって別れるか…そればかり考えて過ごした
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