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新聞に載せる写真を何枚か撮影した
できるだけアップじゃないやつを載せてほしいと頼み毎日のようにくる拓哉からの電話にうんざりしていた
新宿の部屋は今月いっぱいで引き払う事になっている
拓哉になんて説明しようか悩んでる頃、私の写真が夕刊紙に載り、それを見たお客さんで連日予約でいっぱいになった
忙しさと疲れで拓哉の事をあまり深く考えなくなってしまっていた。
そんなある日…
「千恵ちゃん次も新聞見た指名のお客様だからね」
休む間もなく次々とお客さんを案内されて疲れきっていた私は背筋が冷たく感じた
案内されてきた客は拓哉だったのだ。
「なんだお前こんな所で働いてたんだ、なんで隠してたんだよ」
この男が一瞬悪魔に見えた気がした
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