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拓哉は毎日のようにお金をたかりに来る
寮では1人暮らしじゃないと嘘をついて入れないようにしてたので、拓哉が帰りたくない時はラブホテルに泊まるしかなかった
もちろんお金は私が払う
いい加減うんざりしていた。
もう愛情もない男に抱かれる苦痛と、大変な思いをして稼いだお金を例え一万でも渡したくない。
毎月の携帯代も当たり前のように私が払う。
我慢も限界に近くなってきたある日
「明日さぁ、父の日だろ?親父にプレゼント買ってよ」
この男は何を言ってるんだろう
耳を疑った
他人のお金で買った物を自分が買ったかのように親に渡すつもりなのだ
一気に怒りが込み上げる
自分の親にも何もしてやれないのにどうしてこんな男の親に…
拓哉に対する許せない気持ちが一気に爆発しそうだった
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