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コツコツ
ゼルロス「……来たか……」
ゼロ「………」
ジン「おかえりぃな…魔王とやらにあえたか?」
ゼロ[…ああ…]
ゼロはなぜだか寂しそうな表情をしていた
アヤ「どんな方でしたかぁ?」
アヤは早く魔王の事が知りたいのかゼロに質問してきた
ゼロ「………仲間思いのいい奴だった…」
ゼロはそれだけ答えると魔王の間の方を見ていた
アヤ「早く魔王様来ないかな~」
アヤは本当に待ちきれないようで笑顔をでゼルロスに問い掛けた
ゼルロス「目の前にいるだろう……」
ジン「えっ…」
アヤ「嘘……じゃあ…魔王様は…]
アヤはゼロを指差していた
ゼロ「そう……俺が…………俺が…魔王だ…」
ゼロは無機質な声でアヤにいった
ゼルロス「……やはり…魔王様はお前に全てを託したのだな…」
ゼルロスは予想していたのか大して驚かなかった
ゼロ「……ああ…」
ゼルロス「…そうか…」
ゼルロス(魔王様…安らかに御眠りください…)
ジン「つまり…ゼロが魔王なのか?…」
ジンはちんぷんかんぷんなのかゼロに聞いてきた
ゼロ「……ああ…そうだ…」
アヤ「じゃあ…前の魔王様は…」
ゼロ「…逝ったよ……」
ゼロは少し遠い目をしていた
ジン「なぁ…ゼロ…なんで人間の…お前が魔王なんや?」
ジンは魔族=魔王だと思っていたので人間のゼロがなぜ魔王になったのかわからなかった
ゼルロス「それは…私が説明します…」
ジンの問いにゼルロスが答え始めた
ゼルロス「魔王とは元来…魔法を極めし者の名称です…その証として魔眼が存在するのです…魔王様は300年前天使達に殺されました…魔王様は天使達を倒すために…自らの魔力と魔眼を受け継げし者が現れるのを待っていました…それがゼロなのです…」
ジン「ふーん…じゃあなんで魔王は殺されたんや…今の話しを聞くと魔王は悪い存在ではないはずなのに…」
ゼルロス「…それは私にもわかりません…」
ゼロ「…とにかく…一旦俺達は帰る…ゼルロス…アヤ…魔界のことは頼んだ…」
ゼルロス「了解しました」
アヤ「任せてくださ~い♪」
ゼロ「じゃあな…」
『時空転移』
シュン
ゼロとジンは魔界から消えた
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