孤高の死神

怒り

部屋

ジン「予想以上……やな…」

ゼロ「ああ…」

二人の部屋は本当に学生寮なのか疑う程、豪華だった…広い部屋……でかくて柔らかそうなベッド……広々したリビングにキッチン……極め付きには5人ぐらい入れそうなバスルーム

ゼロ「……………」

ジン「……………」

二人は言葉を失ってしまった

ジン「まぁ……ゼロ…取り敢えず座ろうや……」

ジンは黙っているこの雰囲気をなんとかしようとゼロに声をかけた

ゼロ「……ああ……」

ゼロもなんとかこの雰囲気を打開しようと思っていたのか素直にソファーに座った

ジン「なぁ…ゼロ…これからの事なんやけど……」

ジンはいきなり真面目な顔になりゼロに話しかけてきた

ゼロ「………わかっている………ユナ・アスナイルの事だろ？」

ジン「…………そうや……彼女は、ワイらの素顔は知らなくても…マナの素顔やワイらの声と口調は覚えとる筈や……これはどうするんや？」

ジンは、ユナによって正体がばれる事を危惧していた

ゼロ「………その点はユナが気付いたら釘をさせばいいだろう………それよりあの件だ……」

ゼロとジンは学園に出掛ける前グランに、優秀な生徒達をギルドにスカウトをするように言われていた

ゼロ「まぁ…そんな…生徒はいないだろうがな……」

ジン「まぁ……そろそろ腹減ったし飯にしようや！」

ジンは腹が減ったため話しを切り上げた

ゼロ「………そうだな………マナを呼んでくるから…そこで待っていろ！」

ゼロはそういうと部屋をでていった