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屋上
ゼロ「……要件はなんだ?………ユナ・アスナイル…」
ゼロは威圧するかのようにユナにいった
ユナ「………あまり回りくどい事は嫌いなので……率直にいいます!……貴方は…死神さんですね…」
ユナはなにかを決心したような目でゼロを見据えていた
ゼロ「……………」
ゼロは感情が何もこもってなさそうな目でユナを見つめ返していた
ユナ「……その口調に……冷たい瞳……そして…マナ!……どう考えても…私には…貴方が死神としか思えないんです!」
ゼロ「………ユナ・アスナイル………前にも……言った筈だ……無駄な詮索は死に繋がると………」
ゼロは殺気をだしユナを見た
ユナ「くっ…………」
ユナ(怖い…………)
ユナは今…恐怖で何もできない状態だった……本当は今すぐにも逃げたしたかったが……体が動かないのだ
パンパン
ゼロ「……………何のようだ?………ジン…」
ジンがいつの間にかゼロの背後にいた
ジン「……ゼロ……教室に戻るんや………」
ジンはいつものヘラヘラした表情ではなく…感情がこもっていない…わずかに恐怖を感じるような表情だった
ゼロ「………ジン……俺はまだ……」
ジンはまだユナに言いたい事があるらしくジンに食い下がった
ジン「……戻るんや!……」
ジンは珍しく声を荒げゼロにいった
ゼロ「……くっ……」
ゼロはそんなジンに威圧され教室に戻っていった
ジン「…………大丈夫かユナちゃん?」
ジンは先程のような表情ではなくいつものヘラヘラした表情に戻っていた
ユナ「あっ………大丈夫です……ありがとうございます…ジンさん……」
ユナはペコリと頭を下げていた
ジン「いいんやいいんや♪ワイ…女の子には優しい奴やから♪」
ジンはご機嫌にユナに話した
ジン「なぁ……ユナちゃん……ゼロの事やけど……根はいい奴やから許してやってな……ほな…ワイはゼロを追いかけるから…じゃあねユナちゃん♪」
ユナ「……はい……ありがとうございます…」
ギィ
バタン
ジンは屋上を後にした
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