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「…アレは止めとけ。アイツは神に造られた者や」
「は?」
「えぇか?俺らは元は人間や。人間が死んで魂だけとなった者や。魂が強い者だけが…エデンで…天使や死神と呼ばれるような仕事をする」
ぱっとサンの腕を振り払った礼。広場にいる青年達も礼の話を聞いている。
「だがな、アイツらはちゃう。直接神に造られたんや…だから神の子供やな」
「神の子供?」
わけが分からないみたいにサンは首をひねっている。まるで子供みたいだ。
「神に怒りを買いたくないんやったら手を出すな、ちゅーっ事や」
「無理無理!だってめちゃめちゃ可愛かったし!電撃走ったし!」
「女やないでアイツ」
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