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「下界の食べ物は美味しいもんね、でもさ許可下りるかな?」
「そこは二人に頼むのが筋だろ。何たって一等星の天使なんだから」
一等星とは天使の位で神が一番なら、その次に『特星』、『一等星』、『二等星』と続く。嬉しそうに笑いあってる彼らを眺める人影が二つ。高い観客席から人が眺めている。
「ねぇ!今から手合わせ?」
皆一斉にその人物を見た。だが知り合いじゃないのかお互いを見合わせている。
「そうだけど…あんた新人?見ない顔だけど」
「えっと…新人じゃないんだけど……ねぇ俺と手合わせしない?」
すとんっと上から降りてきた人物。明るい茶髪に白い肌。黒い大きな瞳の可愛らしい顔の子だ。幼い顔をしているがおそらく二十歳ぐらいだろう。アヒル口なのが妙に目をひく。
隣には黒い犬がいる。
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