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「えっと…お前と?」
困ったように顔を見合わせている彼等。
「俺、久しぶりに動きたいんだ。やろうよ」
にっこりと笑った人物。ますます可愛らしく女の子なのか男性なのか分からなくなる。
「よしっ!じゃあ俺からやるぜ!!」
厳つい坊主頭の青年がトンファーを掲げて名乗りあげた。
※※※※※※※※※
「っーか下界下りる許可出るかな?」
白いコロシアムの扉を開けて歩いてるサンと礼。もはや走る気はないらしく、のんびりと歩いてるようだ。
「お前が変な賭けにのるからアカンのやろ。遅刻魔のくせに」
チッと舌打ちをうつ礼。
「礼って綺麗に舌打ちできるよなぁ、俺できねー」
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