序章 ロンドン猟奇殺人事件

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イギリス・ギルフォード─ 「よしっ!!これで休学届けは、完了っと。」 とアキラ。 「お前、意外だなっ。」 と同僚のビル・ウェイソン。 「何が?」 「何がってよ~、お前が休学する事ってここ二年間一度も見たことねぇーしさぁ…。」 「んで?」 「なんで、急に大学休むんだよ?」 「あれ?お前に言ってなかったけ?俺は今話題になってる『首なし人間』について調べて見ようと思うんだ。論文のテーマにいいかなと思ってさ。」 すると、少し沈黙してビルは言った。 「………お前、バカだろ?お前どうして、警察が捜査うちきったか知らねえのかよ!!」 「さぁ~?」 「……ケッ何が警察部長の息子だよ。あきれるぜ、まったく……。」 「なんだよ!!」 「あのなぁ!その伝説はだな、調べようとしたら決まってその人が死ぬんだとよ!ホラッ、あんだろ?エジプトのツタンカーメンを掘り出した人々が謎の変死を遂げたってやつ。あれと一緒だよ!!」 とビルはあきれがちに言うのだった。
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