期末

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「久しぶり、銀星学園生徒会のみんな」 やがてそんな声がすると同時に四人の男子が部屋に入ってきた。 春日くんはその人たちの後ろにいて室内に入ればさっさとみやび先輩の隣に立った。 「響鬼が会長?会長は飛鳥だって聞いたよね、陸?」 金髪の人が黒髪の人にたずねた。 「確かそうだよ。ね、空?」 「どうでもいい。それよりも、綾瀬。書類」 三人の後ろに立ってたからわからなかったけど、また別の人が立っていた。 色白の、すごく綺麗な男の子だ。 「同じ男とは思えないな」 「あ~うん、そうだよね」 下手したら響鬼たちもかすんでしまうほどの美形が四人。 世界って広いんだね。 なんて思ってみたりする。 「はい、空」 「ありがと」 空と呼ばれた人は響鬼の前に茶色い封筒を差し出した。 「今回のこちらの企画書だ。何かこの学園に迷惑があったら遠慮せずに言ってくれ」 「ご苦労」 響鬼は書類を受け取りつつ言った。
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