期末

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銀星学園高等部生徒会は個性的だよね~。 なんだか毎日が楽しいの。 「聖、話しているところ悪いが…」 なんだか拓哉先輩が深刻そうな顔で話しかけてきた。 ていうか、 「拓哉先輩、いつの間に読心術を?」 「……紫苑ちゃん、全部声に出てるよ」 あまりに冷静なみやび先輩の突っ込み。 一瞬、室内が、シン、とした。 「えっ?」 「全部はじめから声に出てたぞ。お前、最近変なんじゃないのか?」 なんですと?! 声に出ちゃってたんだ… うわぁ、恥ずかしい。 ていうか、変人だよね。 「安心しろ、お前は誰がどう見ても変人だから」 飛鳥先輩はフォローなのかそうじゃないのか、わからない言葉を返してきた。 変人じゃないもん。
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