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突如、男子を中心に炎の竜巻が巻き起こる。
これがシンの放った【フレイムブレス】だ。
「やっぱり魔法だったね。【ダークシールド】」
相手もみすみすやられるわけがない。
闇のバリアを張って身を護る。
「ハァァァァァ!」
その時、炎の色が変わった。
「なっ!?青い炎!?」
「お前にみせてやるよ。炎属性をな!」
「炎属性!?マズイ……!アサシン、援護しろっ!」
主人の命令を受けたアサシンは、腕の裾から小型の矢を放つ。
標的のシンは魔法に集中している為動けない。
そして当たると思った時、シンの周りに炎の壁が燃え上がった。
「ナイス、エン!」
『ヤツの相手は任せろ』
アサシンに飛び掛かるエン。
残されたシンと男子は、汗を浮かべながら集中している。
そしてついに、シンの準備が整った。
「かなり練習して出来るようになった詠唱破棄だ。光栄に思えよ?【エクスプロード】」
発動と同時に竜巻の中心で爆発が起こった。
周りにあったワイヤーは燃え去り、爆発のせいで男子の姿は見えない。
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