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「あー、あれだ。
エンシェントドラゴンの討伐を手伝ってもらいたいんだけど……」
『それぐらい主なら余裕のはずだが?』
「うっ……」
的確にツッコんでくるルシア。
さぁ、どうしようか?
「実はさっきから探してるんだが見つからねぇんだよ。
何か異常があるかもしれないから、一緒に探してくれないか?」
苦し紛れに思い付いた言い訳。
これで通用しなかったら死んだな……。
『なるほど。確かに気配がない……』
いいところでアビスが助け船を出してくれた。
『それは仕方ありませんね!
手伝いましょう。
いいですねルシア?』
『あ、あぁ……』
ルシアはレイアの気迫に押されて答える。
その顔は、若干ひきつっていた。
ってかレイア……何でそんなにやる気なんだ?
俺は構わないけど……。
するとレイアが近寄ってきた。
『後でご褒美でもくださいね』
あぁ……俺の考えバレてたのか……。
さっきのやる気はご褒美のためね。
ハハハ……何させられるんだろ……。
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