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「お帰り。やっぱり早かったわね。」
「あぁ」
「……どうしたの?」
そんなに酷いのだろうか。
フィアが心配そうに顔を覗き込んできた。
「いや、何でもない。
それよりフィア。今回のエンシェントドラゴンだが、何者かに操られていた」
「操られていた?それは本当なの?」
「あぁ、本当だ。暴走してると言ってもいい。
おそらく、通常より強く、凶暴になってるはずだ。
他の奴らにも知らせといてくれ。
様子がおかしいからすぐにわかると思う」
「わかったわ。お疲れ様。また何かあったら連絡するわね」
「何かないことを願うね。じゃあな」
俺はギルドを後にし、寮へと転移した。
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