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「【アクアボール】」
次に水の初級魔法で出した玉を顔に押し付け、エレナの口と鼻を塞ぐ。
もちろん風の魔力を流してるから、鼻に入ったりすることはない。
「……んん」
さすがに苦しくなってきたか。だがまだ終わらないのだよ。
「ふっふっふ……」
最後に手に雷の魔力を纏わせれば完成。
俺の手はバチバチと電気を帯び、時々小さな稲妻が目に見える。
「エ~レ~ナ」
そして徐々に手をエレナに近付け、そのまま彼女の体に触れた。
「んんんんんんっ!」
爆睡の為閉じていた目を大きく見開き、ビクッっとエレナが跳ね起きた。
「フハハハハハハハ!まだまだ!」
完全に覚醒したエレナが激しく首を横に振ってるが見なかったことにして……。
「大丈夫か?」
景気よく彼女の肩に手を置く。
「んんんんんんっ!」
「アハハハハハハハハ!」
言っとくけど俺Sじゃないからな。
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