78738人が本棚に入れています
本棚に追加
――回想
「じゃあまた呼びに来るね」
「わかった。あっ、リオンには私が伝えておくから」
「そう?じゃあよろしく」
私はみんなに連絡を終え、部屋に戻ってきた。
「はぁ……暇……」
ところが暇で暇で……。
そうだ!クラッドのとこ行こっと。
私はすぐにクラッドの部屋に向かった。
*
クラッドの部屋に着いた私は、インターホンを押して彼を待つ。
しかし、機械的な音が響くだけで、誰も出てくる気配はない。
「いないのかなぁ?」
試しにドアを開けてみると……。
――開いた
「クラッドー?」
扉の隙間から呼んでみるが、まったく反応がない。
――寝てるのかな?
「お邪魔しま~す」
私はそっと部屋に入り、寝室に行ってみた。
「ここにもいない。
出掛けてるのかな?
まぁすぐに帰ってくるでしょ」
そう言って出ていこうとした私の視界に映ったのは、クラッドのベッド。
最初のコメントを投稿しよう!