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文化祭前日
S組は
『ホストクラブ』をするらしく
そこまではいいんだ…
別に。
なんで…
なんで…
俺がメイド服きて勧誘しないといけねぇーーんだぁぁああ!!
姫も一緒だが…!
なんで…俺も…
なんでか聞くと皆
「「「健太だから」」」
当たり前じゃんてな顔でいう…
決まってしまった事は仕方ない…
やりぬこうと決心しガッツポーズする健太。
その姿をみてフフと微笑む姫。
普段の教室とは
まるで違う空間。
業者にしてもらったんだから当たり前か…
なーんて思いながら
明日に向けて手を動かす健太。
外が暗く、人気が少なくなるまで
残っていた。
生徒会の仕事とクラスの仕事両方していたのだから当たり前だ。
気づけば皆いなくなっていた。
「ちくしょー!ひでぇ…みんなー…置いていきやがってー!」
叫びふてくされて歩いて帰ろうとすると
門の所で
誰か立っていた。
「……?」
「ごめんね…健チャン…先帰っちゃって…習い事あって…」
そこには
あわあわしながら
謝る姫がいた。
「やる事おせーんだよ」
裂も皆いた。
何故かS組の大半が集まっていた…
「なんで皆手伝ってくれねぇーの?!?!」
目に涙をためて
健太が叫ぶ
「わりぃー俺接待あって」
「どうしても外せない会議が…」
「習い事が…」
口々に理由を述べる
なんていうか
健太はポカーンとした
高校生の口からは絶対でないような言葉が普通に飛び交った…
やっぱり
S組だよな…
と再確認する健太。
「お詫びにおごってやるからさ、全部まかせて悪かった」
「ほんとかよ?!約束だぜ?」
ニカッと笑って
健太は言う。
帰るまでに健太はクラスの子らに色んな物をもらった
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