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バタバタと忙しそうに歩く複数の足音でサソリは目が醒めた
気怠そうにベッドから手を伸ばして、サイドテーブルに置いてあった時計を掴む
時間を見ると、もう12時を過ぎている
何時もなら既に起きている時間だが、今日は任務がなかったことを思い出した
最近任務ばかりであまり眠れていなかったため、もう一眠りしようとベッドの中に潜り込み、布団を身体に巻き付けた
彼は傀儡だが、睡眠をとらなければ記憶の整理ができないのだ
しかし、そのためだけに長時間眠る必要はない。サソリの気分だった
うつらうつらと浅い眠りにはいろうとしたその時、部屋のドアが乱暴に開かれた
「旦那ー!ちょっといいかい?うん」
デイダラの大きな声が部屋中に響き渡る
自分を起こそうとする輩に少々腹が立ったが、眠気の方が優ったため相手にはしなかった
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