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「ちょ、タンマ!タンマだ、旦那!」
「断る。待つのは嫌いだ」
サソリは三代目風影の傀儡を出し、指を動かして砂鉄を出した
三代目の砂鉄はいくつもの小さい球状に形作られ、ふよふよと浮いている
恐怖のあまり外に逃げることも忘れたデイダラは後ずさるが、背中が壁に当たった。もう後がない
サソリはそんなことには構いもせず、手を上げる
「砂鉄時雨!」
「まっ、ちょっ!ギャアアアァァァァ!!!」
サソリが手を振り降ろすと、球状の砂鉄がデイダラに襲いかかった
部屋の中を逃げ回りなんとか事なきを得たが、相方はもう次の攻撃の準備に入っている
「い、イタチ!交代だ、うん!」
「だから始めからオレに任せておけと言っただろう」
ドアに向かってデイダラが叫ぶ。すると、部屋の前で待機していたイタチが現れた
次から次へとゴキブリみてェに湧いて出やがって…
また出てきた邪魔者にサソリは眉を顰めて小さく舌打ちした
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