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「もう準備は出来たのですか?」
「嗚呼。サソリ、ついて来てもらうぞ」
また任務が急に入ったのだろう
サソリは壁にかけてあったコートを羽織り、角都達の後についていった
アジトの廊下を歩いていく
「今日の任務はなんだ?」
「任務?何言ってんだい、旦那」
デイダラは不思議そうにサソリを見るが、残りの二人は"やはりな"といった様子でふっと笑んだ
各々の反応にサソリは表情にこそださなかったが疑問をもった
誘導されるがまま三人について行くと、真っ暗な大広間に着いた
いつもならここで任務についての説明等がある
「おい、何が…」
全て言い終る前にパッと電気がつき、クラッカーの音が鳴り響く
目の前に広がるのは飾り付けられた明るい雰囲気の何時もとは違う部屋に暁のメンバー(一人メンバーではない人もいるが)全員がいた
中央にある大きな丸いテーブルには鬼鮫が作ったと思われる数々の豪華な料理やケーキが並んでいる
流石のサソリもこれには驚き目を丸くした
「サソリの旦那、誕生日おめでとう!うん!」
「待ちくたびれぜェ…これでやっと料理が喰えるってもんだ」
始めがデイダラ、続いて飛段が言う
これでサソリはやっと理解した。今日が誕生日だということを忘れていたのだ
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