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暁のリーダー、ペインが待ってましたと言わんばかりにサソリの前へ行く
「オレが提案したんだ。角都には金のことで散々言われたがな」
「嘘いうんじゃねーよ、旦那の誕生日が近いって言っただけじゃねェか!うん!」
「んなことどーでもいいから早く喰おうぜー」
「サソリさーん!僕ちゃんとプレゼント用意してきたんっすよー!」
「オ前ダケダト思ウナ。皆用意してきてるよ」
「どうです?この料理は全て私が作ったんですよ」
「オレも手伝ったが?」
「イタチさんは邪魔をしていただけじゃないですか」
それぞれが言いたいことを言うものだから、聞こえないし耳障りだとサソリは思う
そんな中、全員を押し退けて小南が現れた
「誕生日おめでとう」
それだけ言うと折り鶴を渡して部屋の隅へ行った
小南までもが自分を祝っていることに再び驚くが、直ぐに頬を少し緩ませた
こういうのも悪くない。
その日一日中、暁のアジトからは楽しそうな声が聞こえた
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