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作りあげたオレの芸術に、今日の任務の相方、飛段を乗せてアジトへと帰っていた
「なあ、デイダラちゃんよォ…」
すぐ横に乗っている飛段が遠慮がちにオレを見ながら口を開く
飛段の方を見る気が起きなくて、空を見つめたまま応えた
「なんだい?」
「今日の任務、オレでよかったのか?」
…今更だな。
飛段の奴も流石にわかってると思ったからそれは口には出さない
「オイラがリーダーに頼んだんだ。いいに決まってんだろ、うん」
「自分から頼んだのかよ!?お前、頭おかしいんじゃねぇ?」
飛段は信じられないといった表情でオレの額当てを突く
コイツがそう言うのは多分…いや、100%あれが原因だろう
突いている欝陶しい手を軽く払いのけた
「お前にゃ言われたくねーよ」
「けっ、人がせっかく心配してやってんのに…」
ブツブツと何か言ってたが、独り言に近いようだったから全部聞き流した
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