鍵をかけて *観月はじめ*

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「…何してるんです…?」 観月がタオルを取りにきたら、怜奈が部室で何かやっていた。 怜奈は観月の存在に気付くと慌ててノートを片付ける。 「…それ、みられちゃいけない物なんですか?」 「え?!違うよ…。そんな物じゃなくて…。」 「じゃあ何故隠すんですか?」 「だって…部活に参加せず何してるんだって怒られるかと思ったから…。」 観月の様子を伺いながら恐る恐る言う怜奈。 観月はそれを見て溜息をついた。 「どんなに遅刻しようと貴女が必ず部活には来ることを知ってますから怒りはしませんよ。……で、何していたんですか?」 「……えーっと…。裕太君達一人一人にあった練習メニューを今までの試合や練習の様子から考えてたんだけど…中々できなくて…。」 これって難しいね、と怜奈は軽く微笑んだ。 観月はそれを見て、理性のようなものが切れた。 怜奈を机の上に押し倒し、首筋にキスをする。 「!?ちょっ…!!観月君…?!」
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