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「貴女がそんなに可愛い顔をするから悪いんですよ。」
「そういう意味じゃなくて…!その…ここでする…なら部室の鍵を掛けてよ…。」
観月はその言葉に体の動きを止め、部屋の扉を見た。
誰か来たら困るでしょ?と言って怜奈は観月に一度どいてもらおうとする。
観月は1、2秒扉と見つめあっていたが、フッと笑うと視線を怜奈に戻した。
「今は部活中ですから誰も来ませんよ。」
「だから……!……っもう…!」
怜奈は溜息をつくと、抵抗するのを諦めた。
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